ペテルブルグ〈上〉 (講談社文芸文庫)
アンドレイ ベールイ講談社
講談社
変に思想的なことを取り込まず、表現にこだわっている所はいかにもナボコフ大先生が好みそうなスタイルですな。
ストーリー展開はべたです。父親とその息子との相克というのでしょうか。全くもって目新しくはありません。
ストーリー展開はべたです。父親とその息子との相克というのでしょうか。全くもって目新しくはありません。
ただし、表現的な方面に関してはやりすぎともいえるぐらいに弾けまくってます。ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』ほどじゃありませんけど。あれはあれでやりすぎ、ってところがあるんですけどね(笑)。
実験的な作品が好きな人は読めばいいんじゃないかなぁ。まあ、講談社文芸文庫なもんで懐具合と相談しなければいけませんが、読む価値はあります。
一世紀より長い一日
チンギス・アイトマートフ講談社
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今年春先に無くなった作家の代表作です。ソ連時代からずっと書き続けた作品は意外に沢山日本語に訳されて出版されています。創価学会池田大作氏とも親交が深かったようです。この作品は彼の生まれ故郷キルギスの隣のカザフスタンの人里離れた鉄道線路の切替え所の一日を描いています。主人公エジゲイが親友であり大先輩のカザンガップを墓地に埋葬に向かう道すがらに考えた事が様々なエピソードとなって展開していきます。とても地味な作品ですが登場人物がとても丁寧に描かれていて、思わず最後まで読み通してしまいました。描かれている自然や動物もとても雄大です。お勧めです